まぶたの腫れ・下がる

このような症状は
ございませんか?

このような症状はございませんか?
  • まぶたの腫れ、赤み
  • まぶたのしこり
  • まぶたが下がっている
  • まぶたの腫れがひどく視界が狭くなった
  • まぶたの痛み、かゆみ
  • 目やに、涙目

まぶたが腫れる生理的な原因

むくみ

顔がむくむと、まぶたも腫れぼったく見えます。
一過性のものについては、睡眠不足、水分の摂り過ぎ・お酒の飲み過ぎ・塩分の摂り過ぎなどが主な原因となります。慢性的なむくみについては、何らかの疾患が原因になっている可能性が高くなります。

メイク等の刺激

アイテープ、マスカラ、アイライナー、二重用の接着剤などの刺激によって、まぶたに炎症・腫れが起こることがあります。化粧品を変えた後に症状が出てきた場合は、原因と思われる化粧品を中止して様子をみるのが良いでしょう。
腫れやすい方は目のまわりのメイクをしないのが理想ですが、難しい場合には低刺激のものを選びましょう。

アレルギー

花粉やハウスダストによるアレルギーとして、まぶたの腫れが生じることは少なくありません。目のかゆみ、充血、目やになどの症状も見られます。
その他、原因不明のアレルギー反応によって目の症状が現れることもありますが、内服治療で軽快することもあります。

泣く

涙があふれるほど泣いた後、まぶたの腫れを経験したという方は少なくないでしょう。
目のまわりをこすることも、腫れの原因となります。

加齢

加齢により上まぶたの皮膚がたるんで垂れてくると、まぶたが腫れぼったく見えます。

まぶたが腫れる
原因となる病気

まぶたの腫れは、以下のような疾患によって引き起こされることもあります。

眼の病気

眼瞼炎

眼瞼炎とはまぶた周囲に炎症が生じた状態です。まぶたの腫れやかゆみ、赤みなどの症状を伴います。
主にまぶたの縁に炎症が起きているもの(眼瞼縁炎)と、周囲の皮膚が主体のもの(眼瞼周囲炎)があります。

結膜炎

細菌、ウイルスの感染を原因として起こる結膜の炎症です。結膜に傷がある場合など、感染・炎症を起こしやすくなります。
目の痛み、かゆみ、充血、異物感、目やになどの症状を伴います。

涙嚢炎

涙道にある、涙をためておく袋で起こった炎症です。
逆流した涙があふれる、めやに、目頭の痛み・腫れといった症状を伴います。

眼瞼下垂

主に加齢を原因として、まぶたが上がりにくくなる病気です。症例によっては、まぶたが腫れた(たるんだ)ように見えます。
目が開きにくくなり、運転中の信号が見えにくい等の支障をきたします。また、目つきや顔の印象がぼんやりするといった見た目の問題も伴います。

麦粒腫(ものもらい)

まぶたの縁にある脂腺、汗腺で細菌感染が起こり、まぶたの腫れや痛み、赤み、目の充血、異物感などの症状を伴う病気です。

霰粒腫

無菌性の慢性炎症によって、まぶたの内側にあるマイボーム腺の出口がつまり、その中に粥状の分泌物がたまって肉芽腫を形成したものです。
まぶたの腫れ、視野が狭くなる、目の異物感などの症状を伴います。

眼部帯状疱疹

水痘・帯状疱疹ウイルスを原因として水ぼうそうを発症した後、治療を行ってもウイルスは体内に潜んでいます。その後、免疫力が低下した時などに活性化した水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされるのが帯状疱疹です。
このうち、目のまわりを中心として、額・頭皮・鼻などにピリピリとした痛みと発疹が出現するものを「眼部帯状疱疹」と言います。

血管性浮腫

特に明らかな原因無く、突然、まぶたが腫れます。蕁麻疹のように血管から水分が染み出てきて、まぶたに貯まります。ただし、蕁麻疹のような痒みは伴いません。内服薬を投与しますが、改善までに数日かかったり、繰り返すことがあります。

体の病気

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンの分泌量が低下する病気です。
新陳代謝が低下することで、顔を含めた全身のむくみが認められることがあります。その他、疲労感・倦怠感、体重増加、月経異常など、さまざまな症状が見られます。

ネフローゼ症候群

タンパク質が過剰に尿に排出されることで、血液中のタンパク質が不足し、身体のむくみが生じる病気です。血液が固まりやすくなり、血栓症のリスクが高くなります。

目が腫れたときの対処法

目を温める

目を温めるホットタオルや市販の蒸気温熱アイピローなどを用いて目を温めると、むくみの改善が期待できます。
ただし、炎症を起こしている場合には逆効果になることもあるため、注意が必要です。

目をマッサージする

目頭、眉頭にあるツボを気持ちいと感じる程度に圧迫したり、まぶたを上げ下げしたり、眼球を上下左右に動かしたりするマッサージによって、腫れの改善が期待できます。

メイクを控える

アイテープ、マスカラ、アイライナー、二重用の接着剤などが腫れを引き起こしていることもあるため、使用を控えましょう。低刺激のものに替えてみるといった方法もありますが、眼科を受診するのが安心です。

まぶたが腫れたら眼科へ…
受診の目安

まぶたが腫れたら眼科へ…受診の目安まぶたの腫れがあっても、症状が軽度である場合には、少し様子を見ても構いません。しかし、以下のような場合には、治療が必要な疾患の可能性を考慮し、早めに受診されることをおすすめします。
  • 数日たっても治らない
  • 目やに、目の充血、かゆみなどがある
  • 発熱、倦怠感などの全身症状が見られる

まぶたが垂れて下がってきたら「眼瞼下垂」の
可能性

まぶたが垂れて下がってきたら「眼瞼下垂」の可能性眼瞼下垂の主な原因は、加齢による眼瞼挙筋の衰えです。まぶたが上がりにくく、目が開きにくくなります。また、年齢を重ねるとまぶたの皮膚も少しずつたるんでいくため、眼瞼下垂によって「まぶたが腫れている」ように見えることがあります。
視野の上部が見えづらい等、日常生活に支障が出ている場合には保険診療として治療することができますので、お気軽に当院にご相談ください。
当院では、日帰りでの眼瞼下垂手術に対応しています。

まぶたが腫れた時の検査

まぶたが腫れた時の検査まぶたが腫れている場合に行われる検査には、細隙灯顕微鏡検査、視力検査、眼圧検査などがあります。
また、その他の症状についてもお伺いし、必要に応じた検査を追加します。症状が気になった時には、お気軽にご相談ください。